冷間圧延設備
冷間圧延は、一般に熱間圧延された鋼板を酸洗して表面のスケールを除去した後、常温で製品厚さまで圧延する作業をいい、高い寸法精度・平坦度が要求されます。
1台の圧延機で正転・逆転を複数回繰返し所定の厚みを得るリバース圧延機(reversing mill)と複数台の圧延機を直線的に配置し1方向に連続圧延することで、所定の厚みを得るタンデム圧延機(tandem mill)があります。タンデム圧延機は大規模生産向きで高い生産性が得られます。
圧延機には、圧延加工を上下2本のワークロールで行い、補強ロール(バックアップロール)で圧延荷重を支持する4-Hi圧延機や、バックアップロールとワークロールの間に中間ロールを配置した6-Hi圧延機など、圧延材の材質や製品の使用目的に応じて様々な種類の圧延機があります。
SPEOSTMクラウンロールの特徴
- 一種類のロールクラウンで広幅から狭幅まで広いクラウン制御レンジを有します。
- ロールギャップにGETZ (Gap Expanding Transitional Zone)が生成されベンディング効果が増大します。
- 板幅に応じたクラウン位置にロールシフトすると自動的にGETZが板端部近傍に配置され、エッジドロップ低減が可能です。
- 従って、一対のワークロールのみでクラウン制御とエッジドロップ制御が同時に出来ます。
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Zoom-MillTM圧延の特徴
- Zoom-MillTM(Zero-oriented off-gauge minimization)圧延とは、リーダーストリップと点溶接機を用いリバース圧延時の未圧延部分を低減することを目的とする当社が開発した新しい圧延方法のことです。
- Zoom-MillTM圧延のオフゲージ率は実績から0.6%程度であり、従来圧延と比較して1%の改善になります。6パス仕上げの場合、通常オフゲージ長さは10m以上になりますが、Zoom-MillTM圧延の使用により、オフゲージ長さを2m以下に仕上げることが可能になります。例えば、年産25万トンのミルでは、年間2,500トンの歩留まり向上となりユーザには大きなメリットとなります。
- コイル先端から張力を付加して圧延できるため、Zoom-MillTM圧延は他のオフゲージ低減方法と比較して、通板安定性、板厚精度、板形状共に優れています。
- 圧延済みコイルのオフラインへの払い出しを待つ時間、次のストリップを出側テンションリールに通板の上保持し、数周巻く時間などがないため、溶接に時間を要しても1コイル当たりの処理時間が短縮出来ます。従って、生産性の向上も期待出来ます。
- また、オフゲージの小コイル(Pup Coil)が出ないので、小コイルの抜き出し、バンド掛け、搬出、処理等の作業がなくなり省力化に繋がります。
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